ぶどう栽培のコツ!大きく元気に育つ技術「摘果」「摘粒」とは?

おはようございます!こんにちは!こんばんは!青果担当の大村です。

今回はぶどうの栽培について書かせていただきます!

実は僕…高校と大学が農業系の学校で、実際に栽培もしながら勉強をしていました!

栽培は柑橘・キウイがメインだったんですけどね!(ぶどうじゃないのかよっ)

この話は長くなるのでまた後日!聞きたい方はご連絡ください。笑

ぶどうの産地へ行ってきました!

話は戻りますが、皆さんはぶどう栽培の様子をご覧になったことはありますか?

なかなか見る機会は少ないかなと思います。

というわけで、青果スタッフ一同で出張へ行ってきました!

↑ひとつひとつ丁寧に袋がけされているぶどうの房です。

場所は山梨県梨北。大粒で人気のぶどう「ピオーネ」の産地です。

今年の7月に行ってきましたよ!

ぶどうの栽培で重要な「摘果」と「摘粒」とは?

まず、ぶどうはこの房が小さい段階で、樹から房をいくつか落とす「摘果」という作業が必要です。

ぶどうの樹1本に1,000房以上の房が実りますが、栄養分が行き渡るよう房の数を3分の1以下にします。そうすることで房が大きく育ちます。

そのあと、粒が小さい段階でハサミを入れ、1房につき30粒ほどにします。

それを「摘粒」といいます。

粒の間隔が狭いと、様々な問題が起きてしまいます。

粒が充分に大きくならなかったり、粒が大きくなった時にお互いが押し合って潰れて形が変形したり…。それを防ぐために、粒と粒の間隔をあけるために摘粒をします。

↑あっ、うしろに杉さん(僕たちの師匠)が!このぶどうはまだ色が早いですね。これからもっと色が濃くなるのを待ちますよ~!

摘房・摘粒はすべて手作業です。

葡萄棚を見上げて手を上にあげ作業します。

その後、袋掛ジベレリン処理(種なしぶどうを作るときに使用する植物ホルモン)等々をしていきます。

そういった手間暇を掛けたぶどうは大粒で甘く育ちます。

葡萄が高い理由なんとなくわかりますよね。

(ちなみに某百貨店で1房54000円の葡萄がありましたよ…家賃?笑)

今回お伺いしたピオーネの産地の農協指導員の方も「摘粒はかなり難しい。摘粒で大きくなった際の形が決まるから、先を想像してやらないと…」とおっしゃってました。

是非手間暇かけて育てられたぶどう、ご賞味ください!

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大村

大村

2014年入社。静岡県出身。学生時代は高校生の頃から農業を専攻しました。大学卒業後は地元のスーパーマーケットで青果部門を担当。その後、東京へ引っ越し、オージーフーズに入社。好きなフルーツは梨です。休日は家族とドライブするひとときが僕の楽しみです!

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