日本の南国でも北国でも育ってます!国産マンゴーの栽培について

皆さんこんにちは。最年長青果担当の杉本です。

今日ご案内しますのは、最近市場で日々入荷数量が増えてきている国産マンゴーの栽培についてです。

国産マンゴーの栽培について

マンゴーは夏果実の中でも特に高級果実の代表的な商品の一つです。

1個でも2,000円前後位から高いもので1万円近いものまであります。

特に宮崎県産マンゴーの代表の「太陽のタマゴ」は有名ですね。

これは県が定めた糖度大きさ色回りの基準を超えたものだけが「太陽のタマゴ」のシールが貼られて出荷されます。

沖縄県のマンゴーについて

7月以降になると沖縄県産のマンゴー多くみられます。

沖縄県産のマンゴー栽培の特長としては…

ほとんどの産地でのハウス栽培・ガラス温室栽培の場合、重油を焚いて温度を上げて冬場をしのぎます。

しかし、沖縄県では重油を焚きません。それは、元々亜熱帯気候のため、逆に暑すぎて高温障害を起こすことが有るからです。

品種は主にアップルマンゴーと呼ばれる「アーウィン種」で、甘み、香り、果汁、食味、見た目等に日本人に合う品種と云われています。

※実は緑色の「キーツマンゴー」なんていう珍しい品種もあるんですよ!

北の大地でもトロピカルフルーツ!?

そんな亜熱帯型の代表的なフルーツのマンゴーですが、実は酷寒の地と呼ばれる北海道でも近年同じようにマンゴーが栽培されています。

場所は北海道浦臼町オサツナイに有る「神内ファーム」です。

ここでは広大な土地に赤牛や黒毛和牛と共にマンゴーを中心に、「パッションフルーツ」「パパイヤ」「バナナ」「チェリモヤ」「アボガド」等がハウス内で所狭しと栽培されています。

ハウスに入るとそこはまさに北海道ではなく南国に来たのでは思われる程です。

特にマンゴーは「神内マンゴー」として近年道内ばかりでなく首都圏でも人気が出てきています。

品種は人気の「アーウィン種」とタイ産でお馴染みの「ナムドクマイ」を栽培しています。

北海道ですから当然冬の間はずっと重油を焚きっぱなしにしていますので、ずいぶんコストはかかっている様です。

本州にもそろそろお目見えするのではないかと思います。

又、ほぼ年中収穫されるようで、12月には通称「クリスマスマンゴー」として出荷されています。

もしマンゴー売り場へ行ったときは、北海道産の「神内マンゴー」も探してみてくださいね。

The following two tabs change content below.
杉本

杉本

2003年入社。新潟県出身の66歳(2018年現在)です。学生時代から百貨店で青果販売に従事し、青果の道一筋に45年以上。市場で大野会長と知り合い、人柄に惚れてオージーフーズへ入社を決めました。好きなフルーツは柿とぶどうです。青果のことなら何でも聞いてください。趣味は産地訪問とスポーツ観戦です!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする