皆さんこんにちは!
青果担当最年長の「杉本」です。
今日は名前がユニークな柑橘をご紹介いたします。
「南津海」ご存知ですか?
皆さん「南津海」このフルーツはなんと読むかわかりますか?
正解は「なつみ」と読みます。ご存知でしたか?
もしご存知であれば、それは大変柑橘に詳しい通(ツウ)の方ですね!!
「南津海」は商標登録されている名前です。品種登録名ではありません。
「夏(初夏)に食べれるみかん」=「なつみ」と云う名前が付けられました。
ちなみに、一般的な「夏ミカン」とは、形、色、味も全く異なります。
初夏に食べられるみかん「南津海」の特長とは
南津海は、「吉浦ポンカン」と「カラマンダリン(温州みかん×キングマンダリン)」の掛け合わせです。
山口県が原産地で、現在は愛媛県、和歌山県、広島県などの柑橘の産地で栽培されています。
旬は5月から6月末位までの間です。
この時期になるとハウスみかんも出てきますが、やはり価格が高く中々手が出せないですよね。
そんな時には、露地栽培でミカンのように皮が剥けて食べ易く、甘味も強い「南津海」はオススメです。
今回私が食べた「南津海」の糖度はなんと17.4度もありました。
↑これが糖度計です。上の銀色の部分に果汁をのせて糖度を測定します。
樹に長く成らすため外皮は少しゴツゴツしていますが、簡単に皮が剥けます。
果実は樹上で完熟すると、鳥が狙ってきます。その為に産地ではネットを張って鳥害を防ぐ工夫などをしています。
大切に守られて育てられた柑橘ですね。
みかん好きな方には一度は召し上がって頂きたい逸品です。
The following two tabs change content below.
杉本
2003年入社。新潟県出身の66歳(2018年現在)です。学生時代から百貨店で青果販売に従事し、青果の道一筋に45年以上。市場で大野会長と知り合い、人柄に惚れてオージーフーズへ入社を決めました。好きなフルーツは柿とぶどうです。青果のことなら何でも聞いてください。趣味は産地訪問とスポーツ観戦です!
最新記事 by 杉本 (全て見る)
- 「伊予柑(いよかん)」とは。柑橘類の特長を青果部長が語る! - 2019年12月18日
- 栗のように甘いじゃがいも「北あかり」とは。品種の特長を解説! - 2019年12月5日
- じゃがいも「インカのめざめ」とは。品種の特長を徹底解説! - 2019年12月3日