山形県産のさくらんぼ「佐藤錦」の出荷作業に立ち会うため、産地である山形県の寒河江と天童へ行ってきました。産地訪問レポートです!
オージーフーズ青果部の青木にとっては毎年恒例の出張(プチ単身赴任)です。2020年は6月17日(水)~21日(日)にかけて、四泊五日の日程で行ってきましたよ。
目次
山形空港から山形県寒河江市「JAさがえ西村山」へ
6月17日の朝8時15分に山形空港へ到着し、そこから山形県寒河江市にある「JAさがえ西村山」へ入ったのがだいたい9時過ぎだったかと思います。
さくらんぼ「佐藤錦」の出荷作業を行う伝票整理作業場へお伺いしました。まずは伝票作業のお手伝いです。久しぶりの皆さんにお会いできたので、積もる話を色々しつつ…。毎年お世話になっております!今年もよろしくお願いいたします!!
途中で一時間ほどの昼食をはさんで、作業が終わったのは午後3時頃でしたので、だいたいトータルで約5時間ほどで仕分けが終了しました。
今回訪問したJAさがえ西村山(Googleマップ)
山形県天童市にある「JAてんどうフーズ」へ
寒河江市から続いて、山形県天童市にある「JAてんどうフーズ」を目指して移動しました。
高速の手前にてんどうフーズさんの新社屋ができており、昨年までのところに比べると移動距離が少なくなって早く着けるようになりましたね!
新社屋の完成おめでとうございます。今後とも末永くおいしいさくらんぼをよろしくお願いいたします!!
ジェイエイてんどうフーズのGoogleマップ
2020年のさくらんぼの状況とは!?
産地の現場で働く皆さんに今年はどんな感じか詳しく聞いてみました。
2020年は初夏の天候の不安定さが色々な影響を与えているようです。さくらんぼの産地としては、昨年の厳しい状況も踏まえて考えれば、今年の小玉傾向は想定内。しかし、着色が来ないのは想定外。と仰っている方がいました。
昨年は収穫の時期も前倒し傾向にありましたが、今年は例年並みに戻って、短期決戦になると思いきや、さくらんぼの実の着色が来ず…。さらに収穫を待たなければならない状態になり、長期戦に備えた農家さんも出てきていらっしゃったそうです。
着色が来ないのは開花時あたりの干ばつや雪が少なかった影響、現在の寒暖差などいろいろな要因が重なっていると言っていますが、口々に「今年は分からない」とのこと。
農家さんとJA職員さん皆さんの努力でさくらんぼの出荷が出来たのだと実感します。本当に感謝です!ありがとうございます!
例年並みのスタートの場合、初日から市場に出回る数量も期待できるはずなのですが、今年は着色の薄さの他にも、例の新型感染症の影響もあり、高価なものの数量が鈍る一面もあったそうです。コロナ許すまじ。ですね。全世界で一刻も早い収束を願うばかりです。
また、農協さんから販売方法のアドバイスを出したり、皆さんで知恵を出し合って対策を講じているとのことでした。その甲斐あって数量が増えたものもあったそうで、お話しを聞いてホッとしました。応援しています!!
昨年は出来は良いけれども強烈に収穫量が減ってしまったという状況を振り返ると、今年は物はあるので一見無難に終わると思われがちですが、よっぽど今年の方が難しい年だと感じる面もあります。
こちらで見聞きしていた以上にさくらんぼの粒が小玉傾向、また着色の遅れが深刻。簡単な年ではありません。
さくらんぼは収穫と出荷のタイミングを見極めることが重要で、今年は今月いっぱい、7月頭まで佐藤錦になるかもしれません。まさに長期戦です。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
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オージーフーズのスタッフはさくらんぼの名産地である山形県を何度も訪問しています。
青果部の師匠である杉さんの産地訪問記もありますので、ぜひ他の記事も読んでみてくださいね!それぞれのスタッフの目線で産地の様子をレポートしています。
あとがき
今回は毎年恒例の青果部青木の山形県さくらんぼ産地訪問記をお届けいたしました。
さくらんぼは初夏の味として馴染みのある人気の果物ですね。実際に産地を訪れて自分の目でさくらんぼの木をみると、この一粒にどれほどの努力と時間をかけて大切に育てられたかを改めて実感します。
産地の皆さんに感謝して、大切に、初夏の旬の味覚を味わいましょう!
では、最後まで記事を読んでくださってありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
オージーフーズ青果部
青木
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