こんにちは。株式会社オージーフーズが運営する青果専門店とっておきや担当の後藤です。
今回は「冬の果物」についての記事です。冬に旬を迎える果物、冬に食べるといい果物、冬の果物の栄養素、冬果物ランキング、冬の果物が贈り物にぴったりであるおすすめの理由などなど、青果専門店ならではの果物豆知識満載です!
目次
冬が旬の果物一覧
冬に旬を迎える果物にはどのようなものがあるでしょうか?
今回は、みなさんおなじみの果物、デザートにもオススメの果物、手に入りやすいものの中からチョイスして紹介します。
いちご-strawberry-
いちごの旬の時期:12月~5月頃
みなさんおなじみ、甘酸っぱくて真っ赤な果実が特徴のいちご。12月クリスマスケーキの上にトッピングされているものから、年明け、スーパーにもたくさんの品種が並びます。
産地や品種によってもおいしい時期(旬の時期)が変わるのでフルーツの中でも長い期間楽しめます。生で食べるだけでなく、ジャムやピューレ、ジュースなんかにも加工されます。
ちなみに、とっておきの高級いちご「美人姫」ってご存知ですか?当店の青果部長杉さんイチオシの超・高級いちごです。いちご好きの方に読んでいただきたい記事ですよ~!
おいしいいちごの見分け方
いちごの表面のつぶつぶがくっきりしていて傷がなく、ついているヘタが青々しく、しなびていないもの。つやつやしてきれいなものを選びましょう。
おすすめのいちごの保存方法
イチゴは日持ちしないので、なるべく購入した日に食べるようにしましょう。
いちごは乾燥を嫌いますので、ラップに包んだりポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。水洗いをすると果皮が弱ってしまうので、食べる直前に洗ってください。
洗うときはへたつきのまま洗うといちごにも傷がつかずおいしく食べることができますよ。
いちごのおすすめの食べ方
皆さまは、いちごを食べる時、いちごの先(とんがっている方)から食べますか?それともヘタのついている方から食べますか?
いちごは、ヘタの方より先の方が甘いんです!そのため、ヘタの方から食べるのがおすすめです。最後まで甘くて美味しいいちごを堪能できますよ!お試しあれ!
りんご-apple-
りんごの旬の時期:9月~1月頃
青森県・長野県が名産地としても有名な、冬の果物の代表「りんご」。赤いりんご、黄りんご、青りんごと、色も品種もたくさんあるため、時期ごとに手軽に食卓に上がるものメリットです。今では長期保存の技術で1年中販売することが可能ですが、旬の時期のりんごが一番おいしく食べることができます。
りんご好きの方にぜひ読んでいただきたいブログ記事はこちら!産地の様子などここだけの話もあり、りんご知識が深まりますよ♩
おいしいりんごの見分け方
表面に張りがありツヤっとしていて、軸がしっかりと太いものを選びましょう。また、手にもって確認できるようでしたらずっしりと重みのあるものを選びましょう。
表面がまだら模様なものや傷があるものもありますが、味には影響ありませんのでご安心を。
おすすめのりんごの保存方法
袋に入れて水分の蒸発を防ぎ、冷蔵庫または温度差のない涼しい冷暗所で保存しましょう。面倒でなければ1個ずつ新聞紙で包んでから袋に入れるとより長持ちします。
ダンボール箱で保存する際も、なるべく個別に新聞紙で包んだり、袋に入れておくことをオススメします。
詳しくはこちらの記事を参考にどうぞ。
おすすめのりんごの切り方
りんごは皮の赤色と、中の身の白色のコントラストがとっても可愛らしい果物ですよね。ただ剥いたり切ったりだけも良いのですが、ちょっとアレンジするだけで見た目も素敵になるので是非いろいろな切り方をチャレンジして見て下さい!
こちらのブログで詳しくご紹介していますので、参考になさって下さいね。
みかん-orange-
みかんの旬の時期:9月~2月頃※ハウス栽培は6月~9月頃
冬といえば!みかんはこたつにつきものですよね。
こちらもりんごと同じく産地や品種がたくさんあります。スーパーなどに売っているみかんも、買う時期によって産地やブランドが変わるので、自分好みのみかんの味比べをするのも面白いですよね。
ただし、みかんって実は名前や品種を変えてほぼ一年中市場に出回っている果物であるとも言えるんです。詳しくは、私たちの青果の師匠・杉さんの記事をご参照ください。
おいしいみかんの見分け方
表面の色が濃くハリのあるもの。形が平らで皮のツブツブが小さくはっきりしているもの。果実が小さめで皮が薄くて柔らかいものを選びましょう。
みかんの保存方法
風通しが良く涼しい場所に保存してください。箱で購入した場合はふたを開けたまま保存し、つぶれやすい下のものから食べるとよいでしょう。
より深~く知りたい方はこちらの記事を読んでみてください!
柿-persimmon-
柿の旬の時期:9月~12月頃
柿は秋~冬にかけて最もおいしくなる果物。柿には「甘柿」「渋柿」があります。そのまま食べるのはもちろん、料理との相性がよく高級日本料理店やフレンチなんかでも使われる果物なんです。色合いも濃いオレンジなので見栄えも良く季節感を味わえます。
おいしい柿の見分け方
表面がしっとりとしてハリがあり、全体的に色づいているもの。ヘタがきれいで果実にぺったりと張り付いているものがよいでしょう。
おすすめの柿の保存方法
常温では2日ほどでやわらかくなりますので、購入したら早めに食べましょう。袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存すれば1週間ほど持ちます。
やわらかくなりすぎた柿はそのままスプーンですくって食べても、冷凍してシャーベットとして楽しめますよ。
レモン-lemon-
レモンの旬の時期:国産ものは10月~3月頃
国産のレモンに限って言うと、一番出回る時期は10月~3月にかけての寒い時期なんです!
乾燥する時期ですから、レモンウォーターなどにして味わってみてはいかがでしょうか♩寒い冬には「レモン鍋」も流行っているそうなので、国産のレモンを見つけたら是非手に取ってみてください。
付け合わせとしては通年見かけますが、レモンは夏のイメージが強いですよね。レモンはほとんどが輸入品です。国産のレモンも出回っていますがまだまだ少ない量です。
おいしいレモンの見分け方
色が鮮やかで、形が整っていて表面にハリとツヤがあるものを選びましょう。手にもって確認できるなら香りがよく、皮に弾力があり重みがあるものを選定してみてください。
おすすめのレモンの保存方法
常温の涼しい場所でしたら数日は持ちます。より長持ちさせたい場合は、乾燥を防ぐため袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。カットしたレモンは切り口をラップで包んで冷蔵庫へ入れて、早めに使い切りましょう。
どうしても使い切れそうにない場合は、我が家ではドレッシングやマヨネーズに絞った果汁を入れています。後味がさっぱりしておすすめですよ! また、冬時期にはお鍋などの際にポン酢に足したりもしています!
キウイフルーツ-kiwi-
キウイフルーツの旬の時期:国産ものは12月~4月頃
南国フルーツのイメージから、夏が旬と思われがちなキウイですが、実は冬が旬の果物。冬のキウイの方が甘みが乗っていて爽やかな後味、デザートとしても使いやすいです。
果肉が緑色の「グリーンキウイ」と、果肉が黄色の「ゴールドキウイ」がメインです。
おいしいキウイの見分け方
きれいな楕円形をしていて、表面にまんべんなくうぶ毛が付いているものがオススメです。※ゴールドキウイなど品種によってはうぶ毛がないものもあります!
表面の色は、濃すぎるものよりも明るい薄茶色のものが○。軽く握ったときに少しやわらかさを感じれば食べ頃です。
おすすめのキウイの保存方法
まだかたくて未熟なキウイは常温で追熟させる必要があります。乾燥を防ぐため袋に入れて20℃前後の部屋に置いておくと追熟できます。その際、りんごと一緒に袋に入れると更に早く食べごろになるという説もありますね。ぜひお試しあれ♩
熟したキウイフルーツは冷蔵庫で2~3時間冷やすとよりおいしく食べられますよ。
管理栄養士資格をもつ私が選ぶ冬の果物オススメランキングベスト5!
たくさんあるフルーツの中でも冬のフルーツに絞ってランク付けをします。
今回は、女性にはうれしい栄養素「ビタミンC」の含有量でランキングしていきますね。これでお肌の調子もよくなるかも・・!?
栄養成分ビタミンC含有量ランキング (可食部100gあたり)
※日本食品標準成分表2015年版(七訂)より
- 1位:キウイフルーツ(69mg)
- 2位:いちご (62mg)
- 3位:柿(渋抜き柿) (55mg)
- 4位:レモン(果汁) (50mg)
- 5位:ゆず(果汁) (40mg)
1位のキウイフルーツはイメージ通りですよね。食べやすいフルーツですし毎日でも食べ続けたいフルーツですね。
3位の柿は意外にもランクインしていました!酸っぱさは感じられませんが果実にはしっかりビタミンCが含まれているので、酸っぱいのが苦手な方は柿からビタミンCを摂取するとよいでしょう!
4位と5位のレモンとゆずは紅茶や料理にも取り入れやすいですね!
※圏外 りんごは4mg、温州みかん(早生)35mgでした。
果物が冬の贈り物にぴったりな4つの理由
冬には七五三などのお祝い事や、クリスマス、年末の忘年会、年越し、お年賀、新年会、新年のあいさつ回り、バレンタインデー、卒園卒業式など、たくさんのイベントがありますよね。
冬の果物を贈りものにするメリットには何があるでしょうか。
「季節感」が出る
私たち日本人は夏になればウナギを食べ、冬には鍋を食べたくなるように、知らず知らずのうちに食べるものにも季節感を求めます。
季節感を感じられる果物は、贈る側も贈られる側も季節感を味わえますね。
たくさんの量でお届けできる
りんごやみかんが箱ごと販売されていますよね。1箱にたくさんの量が入っているのでお裾分けもできますね。
鮮度を保ちやすい
夏場に比べて涼しい日が続きますので、比較的果物の保管も簡単です。室内が暑くなる場合は、風通しのよい廊下や涼しい場所で保管してくださいね。
女性が喜ぶ
冬は酸味のあるフルーツが多いです。同じく栄養素でもあるビタミンも豊富で簡単に栄養補給ができます。みかんやりんごは毎日食べてもよさそうですね。
まとめ
冬に旬を迎える果物には、いちご、りんご、みかん、柿、レモン、キウイなどたくさんあります。まだまだたくさんの果物がありますが、詳しくは別のブログで産地の情報などご覧ください。
フルーツギフト券でもたくさんのフルーツを扱っています。是非ご利用ください。
後藤
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