こんにちは!青果担当の田中です。
今回は「りんごの種類」についてご紹介します。
りんごの種類、沢山ありますよね!紅りんご、黄りんご、青りんごなどなど・・・。
食べなれているのは紅りんごかと思います。
黄色りんごになかなか出会わないという事もありますが、そんなに食べる事は無いかもしれません。
私もこの会社に入るまでは、黄色りんごは食感がイマイチで美味しくない!と思っていたのですが、最近では栽培技術も発達し、黄りんごも美味しい事を知りました!
今回ブログでご紹介させて頂きますので、お楽しみに最後までお付き合い下さい!
まずは代表的なりんごの種類をご紹介します。
目次
紅りんご
初めに、みなさんもお馴染み「紅りんご」の種類をご紹介します!
ふじ、サンふじ
サクッとシャクシャクとした食感で、りんごのイメージそのもののりんご。甘さの中に程よい酸味を感じる品種です。
ジョナゴールド
シャキッとした食感で果汁がたっぷり!甘みが強く酸味が少なめな品種です。
つがる
酸味が少なく、甘さとジューシーさが特徴の品種です。食感は少し柔らかめなのでとても食べやすいです。
こうとく(こみつ)
蜜入りりんごで有名な品種です。濃厚な甘みとサクサクした食感が楽しめ、パイナップルのような甘い香りがするりんごなんですよ!
紅玉
外皮が真っ赤で小ぶりなりんご。酸味が強いので、アップルパイやジャムなど加工用に最適です!
※秋映、シナノスイート、シナノドルチェは後半の記事でご紹介します。
黄りんご
続いて、「黄りんご」の種類をご紹介します。
こうこう
「弘大1号」×「ふじ」の掛け合わせ。しっかりとした食感に、甘さと芳醇な香りを楽しめます。こちら蜜が入りやすいりんごなんです♩
サンむつ
酸味がありさっぱりとした味わい。ジューシーな果汁と独特な良い香りが楽しめます。
ゴールデンデリシャス
果肉は少し柔らかめです。甘みと酸味のバランスが良いりんご。親品種としても活躍している品種なんですよ!
金星
香りよく甘みが強い品種。適度な硬さで食べやすいりんごです。
※シナノゴールドは、後半の記事でご紹介します。
青りんご
続いて、「青りんご」の種類についてご紹介します!
王林
青りんごと言えば「王林」と言うほど、有名ですね。食感はしっかりとしていて噛みごたえ抜群!酸味が少なく、甘みがたっぷりなのですが、後味がさっぱりというのが特徴。クセが無い品種です。
ぐんま名月
「あかぎ」×「ふじ」の掛け合わせ。果肉に蜜入りやすい品種です。酸味が少なく、甘みと果汁がたっぷりで独特な香りをもつりんごなんです。
トキ
酸味は少なく、コクのある爽やかな甘みと香りが特徴です。シャキシャキとした食感を楽しめます。
りんご有数の産地!「長野県」のりんごをご紹介
続いて、りんごの有数な産地、長野県のりんごをご紹介します。
長野県は、オリジナル品種の多い産地です。「シナノ○○」という品種を耳にしたことはありませんか?
ここでは、長野県で開発されたオリジナル品種の“りんご三兄弟”について少しご紹介します。
(※先日長野へ出張に行った杉本のブログも是非ご覧ください!)
長野県のりんご①:「秋映(あきばえ)」
まずは、三兄弟の長男的な存在のりんご「秋映(あきばえ)」です。
三兄弟の中で一番早く出荷されるので長男といわれています。「千秋(せんしゅう)」と「つがる」を掛け合わせたりんごです。
9月下旬位から出荷され、10月下旬位までがピークのりんごです。色は濃い赤色で色が濃くなると少し黒っぽく見える位の色になります。
味は、少し酸味が有り、肉質は少し硬めで噛むとシャキシャキしていて、早生系なのにボケ難いのも特徴です。
長野県のりんご②:「シナノスイート」
2つ目は、次男の役割をはたしている「シナノスイート」です。人気の2種「ふじ」×「つがる」の掛け合わせで出来たリンゴです。
「秋映」よりは少し遅れて出て来ます。出荷は10月上・中旬から10月下旬位がピークです。
形はやや大きめで、色は「秋映」程は濃くは有りませんが、着色が良いほど味は良くなります。
甘味が強く、酸味が少なく、果汁が豊富で歯ごたえも良く、酸っぱいりんごが苦手な方にもおすすめの甘いりんごです。
長野県のりんご③:「シナノゴールド」
最後は三男にあたる「シナノゴールド」です。特徴はまずは「色」です。
「秋映」、「シナノスイート」は紅色のりんごですが、この「シナノゴールド」は、名前の通り「黄色りんご」です。
「ゴールデンデリシャス」と「千秋(せんしゅう)」の掛け合わせで、酸味と甘みのバランスが良く、爽やかな風味を楽しめます。
時期は、10月中・下旬から11月上中旬位ですが、貯蔵性が高く冷蔵保存でも3か月位は保存可能な品種です。
ゴールド(黄色)という事もあって、最近では国内だけなく海外(特に台湾や香港等)でも最近人気上昇中のりんごです。
これらのりんごは、長野県オリジナルの品種ですが、りんごの中でも早い時期に出荷が出来具合、そのうえ味が良いこともあって、現在では色々な産地で栽培されるようになっています。
ここで新品種情報!!
今年8月7日に販売が解禁された新品種「シナノリップ<夏果25>」です。
この品種も長野県の果樹試験場で開発された長野県オリジナル品種です。
「シナノリップ」は中性種の「千秋(せんしゅう)」に早生種の「シナノレッド」を掛け合わせたりんごで、出荷は「つがる」よりも早く8月頃から始まります。
味は、酸味と甘みが強く、果汁が豊富で瑞々しく、又色付きも良いのが特徴です。
今年の2月に品種登録されたばかりで、8月に初めて販売されたばかりの出来たてほやほや!今年はあっという間に販売終了したそうなので、来年度に期待しましょう!
ここで豆知識!
皆さま「サンふじ」「サンむつ」などの「サン」って何かわかりますか?
サン=SUN=太陽。無袋栽培で太陽の光をたっぷり浴びたという意味です。
その分、甘くて美味しいりんごに育っている証になります。
ぜひりんごを選ぶときの参考にして下さいね!
最後に
りんごの種類は、大きく分けて3つ「紅りんご」、「黄りんご」、「青りんご」があります。
その中でも様々な種類がありましたね。ぜひご自身のお好みの品種を探してみてください!
ただ・・・ここにあげた種類の中で量販店などで見つけられるものは数える程だと思います。
今年は思い切って、通信販売で購入してみてはいかがでしょうか?
産地によって味わいや食感もかなり変わってきますので、様々なりんごを食べ比べるのも楽しいかもしれませんね♩
その際は、以前書いた【りんごの保存】のブログをぜひ参考にしてください。
今年はりんごを思う存分お楽しみください!
田中
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