こんにちは、フルーツギフト券担当の後藤です。
今回のテーマは、「香典返し」についてです。
唐突ですが、みなさんは「香典返し」について詳しくご存知でしょうか?
まだまだこのシーンには程遠いと思っている人も、ちょっと知っているという人も、改めて知っても損ではない内容です。スマートな大人の対応ができるように一緒に勉強していきましょう!
目次
香典返しとは?
香典返しとは、「亡くなった方の冥福を祈っていただいた方々へ、弔事に関することが滞りなく終わりました」という報告と、「遺族からのお礼の気持ちを表す」為に、金品のお返しをしたことに由来するそうです。
故人の為にいただいたものへのお礼ですので、気持ち良く受け取っていただけるようにしましょう。
香典返しを贈る時期はいつ?
葬式の後、香典をいただいた方に、挨拶状を添えて郵送でお返しするのが一般的だそうです。
仏教では、「三十五日」あるいは「四十九日」、神道では三十日祭あるいは五十日祭、キリスト教では1か月後の昇天記念日の礼拝、ミサのお返しにするのが一般的だそうです。
忌が明けた後に香典返しの品物を用意する方が多いそうです。
☆最近は当日中に香典返しをお渡しすることも
葬儀の当日、会葬お礼の品と一緒に香典返しのお品を持ち帰っていただく事も増えました。
ただし、各地域によって習慣が違いますので、親戚や近所の詳しい方、葬祭業者に相談してみるのもよいです。
香典返しの金額の目安は?
お返しは、いただいた金額の半分~3分の1ほどが一般的な目安です。参列者全員にお配りするのが一般的なようです。
みなさん、同額の香典をいただくことは稀ですので、予算にあわせて何種類か用意しておく方がよいかもしれませんね。
香典返しにどんなものを贈った方がいい?
お祝い事ではありませんので、一般的に香典返しは「消え物(使ってなくなるもの)」をお贈りするようにしましょう。
また、もらう人の事を考えた品物が増えてきているそうです。
香典返しの定番品
お菓子、お茶、海苔、梅干し、コーヒー、紅茶、砂糖、干ししいたけなどの食品。
食べてしまえばなくなる、という点と、ある程度日持ちがすることもポイントです。
ただし、かつおぶしや昆布はお祝い事に使われることが多いので避けましょう。
洗剤・石鹸、タオル、陶器、漆器などの日用品
こちらも同じく使ってしまえばなくなるものです。贈り先の好みを知っているとこういったギフトを贈るのも喜ばれそうですね。
香典返しに贈ってはいけないものは??
お肉・お魚・お酒などは避けましょう
香典返しでは一般的に「四つ足、生臭もの」と呼ばれるような肉、魚などの食材を避けることが多いようです。
また、お酒などの嗜好品もあまり使われません。
商品券や金券もなるべく避けましょう
もらう側が好きなものを選べる、という点では「商品券」もありますが、贈って金額がはっきりとわかってしまいます。
今後も長いお付き合いがある方ですので、避けた方がよいでしょう。
カタログギフトはOK!
お肉やお魚、お酒などを直接香典返しとしてそのまま贈ることはあまり良しとされていません。
しかし、上記のような品物が掲載されたカタログギフトは、贈ってもよいとされることが多いようです。
贈れる品物の選択肢も増えますし、なにより贈り先様の好きなものを選んでいただけますし、昔のしきたりに捉われない新しい香典返しの方法として、近年人気なようです。
他にもこんなものがオススメ
・当日返しをする場合、会葬者の荷物にならない
・日持ちしない食べ物も選べる
・さまざまな価格があるため、予算や香典の額に応じて対応できる
といった理由からカタログギフトは香典返しとして人気があります。
ちなみに、弊社では青果一筋45年の目利き人が厳選した「フルーツギフト券」を販売しております。
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香典返しののしの書き方
香典返しにものしが必要です。
一般的な香典返しののしは「黒白結び切りの水引」が使われます。
また、一部関西や西日本の地域では「黄白の水引」を用いることもあります。
「結び切り」の意味は、結び直しができない、何度も繰り返したくない、という意味があります。
表書きは、「志」がどの宗派にも、一般的につかわれています。迷ったら「志」にしましょう。
仏教・・・「忌明(きあけ)」「満中陰志(まんちゅういんし)」等
神式・・・「偲草(しのびぐさ)」等
親族・親戚への香典返しは必要?
近い親族ほど、迷いますよね。親族からいただいた香典にも、香典返しを用意するのが大多数だそうです。
一般的な香典返しと同じように、「いただいた半額程度」の品物を目安にしましょう。ただし、目上の方などが相場よりも高額の香典を包んでくださる場合もあります。
こうしたお気遣いが事前にわかっている場合は、無理に半額分の香典返しを用意せず、その後折々のごあいさつなどで少しずつご恩をお返ししていく方が先方のお気持ちにも適います。
お花や花環、弔電、お供えのお返しは?
現金での香典に加えて、生花や花環、果物などのお供えをいただいたり、当日参列ができない方からは弔電が届くこともあります。
こうした「現金以外のお供え」に対して、喪家から香典返しにあたるような「お返し」は用意しないことが多いようです。
ただし、故人へお供えをいただいたことには変わりありませんので、葬儀やその後のお付き合いなどで顔を合わせた際などには必ずお礼の言葉を伝えておきましょう。
勤務先の会社などからいただいた香典のお返しは?
会社の方からお香典をいただいた場合は、送り主様が会社の名前(法人)なのか、社長など個人のお名前か、社員の有志の方々からの連名なのかによってお返しの仕方が変わってきます。
会社名義の場合は経費(福利厚生費)として扱われていることも多く、それであれば香典返しも特に必要ないとされています。
ただ、同じ会社名義でいただくお香典でも会社としてなのか、社長個人としてのお気持ちなのか紛らわしい場合もあるので、後日、社員の皆さんで分けられる菓子折など、香典返し相当のお礼を用意しておくとよいでしょう。
香典返しと会葬御礼の違いは?
「会葬御礼」とは、お通夜や葬儀に足を運んでいただいた弔問客に対してお礼としてお渡しする品のことです。
こちらはお香典の有無に関わらず、来場いただいた方皆さまに同じものを用意します。
※香典返しは香典に対する御礼のことです。
あとがき
香典返しについてお分かりいただけましたか?
香典返しは「香典を頂いた返礼として品物を贈る事」です。
まだまだここにい書ききれないしきたりや決まり事もたくさんあります。困ったときには近親者や近所の方、葬儀会社の担当の方に聞いてみるといいでしょう。
故人の為にいただいたものへのお礼ですので、気持ち良く受け取っていただけるように事前に知識を得て、準備していきましょう。
後藤
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