りんごの蜜の秘密!?どのりんごが蜜入りなのか、蜜の正体とは?

こんにちは、青果担当の田中です。

今日は、りんごのについてのお話しです。

りんごの蜜①

りんごに蜜が入っていたり入っていなかったり、それって「当たり外れ」だと思っていませんか?

私は、この仕事につくまでそう思っていました。

蜜が入るりんごの品種とは?

しかし!実は、蜜が入る品種蜜が入らない品種があるんです。

蜜が入る代表的な品種は「ふじ(サンふじと呼ばれる無袋栽培の物が入りやすいです)」で、その他に「こうとく」「こうこう(黄色いりんご)」等が有名な品種です。

反対に蜜が入らない品種は「つがる」「秋映」「ジョナゴールド」「むつ」の赤系のものと、「王林」「ゴールデンデリシャス」「シナノゴールド」等の黄色系のりんごです。

りんごの蜜の正体とは?甘くないの?

りんごに蜜が入っていると甘いと思っている方も多いかと思いますが、実は蜜自体はそれほど甘くありません。

蜜の正体は「ソルビトール」という物質で、そもそもはりんごの甘みである果糖やしょ糖の素なのです。

りんごが完熟すると、ソルビトールは、糖分に変わるのを辞めてしまい、そのままの状態で水分を吸収し、これが「蜜」になるそうです。

つまり「蜜」が入っているという事はこれ以上、糖分に変われない状況まで完熟してますよ!美味しいですよ!というサインになるのです。

※先に上げた蜜が入らない品種には、完熟しても蜜が入りません。

りんごの蜜②

↑岩手の江刺へ行ったときの写真です。りんごに蜜いっぱい!

りんごの蜜が見えない?

さらに、蜜が入っていても、収穫後しばらくすると蜜は果肉に吸収されて見えなくなることもあるのです!

蜜が入っている入っていないというのは、=りんごの味にならないという事です。

ただ、やはり、蜜が入っていると見た目がいいですよね。

切ってみてからでないと蜜が入っているかは分からないので、それもりんごを食べる時の一つの楽しみにしてはいかがでしょうか?!

当店の青果担当おすすめの蜜入りりんごのご紹介もございます。

「蜜入りりんごが食べたい」とお考えの方にイチオシの希少品種ですよ♪

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田中

田中

2000年入社。フードコーディネートの学校に通い、コーディネートの仕事が出来る会社を探してオージーフーズへ入社。フルーツ専門家ではないのですが、入社以来数多くのフルーツの担当についた甲斐あって、青果に携わっています。好きなフルーツはみかんです。趣味はお裁縫です♩