「瀬戸ジャイアンツ」とは。超高級ブドウについて青果部長が語る

皆さんこんにちは。株式会社オージーフーズが運営するとっておきやの最年長青果担当の杉本です。(令和元年7月現在67歳)

今日のブログでは瀬戸ジャイアンツという超高級ブドウについて、その品種の特長や旬の時期など詳しくお話しいたしましょう。ブドウ好きの方にぜひ知って頂きたい情報満載です。瀬戸ジャイアンツの産地で撮影してきた写真もたっぷり掲載いたします!

「瀬戸ジャイアンツ」とは。超高級ブドウについて青果部長が語る

ちなみに、この瀬戸ジャイアンツは当店とっておきやで期間限定で予約受付中ですよ。販売ページもぜひチェックしてみてくださいね。

【販売ページURL】https://totteokiya.com/?pid=143946556

瀬戸ジャイアンツとは

瀬戸ジャイアンツの特長

瀬戸ジャイアンツ_木なり

瀬戸ジャイアンツの一番の特長は「大粒」「種なし」「高糖度」「皮ごと食べることが出来る」この4つの条件を全て兼ね備えているところにあります!

イマドキのブドウの人気のポイントですね。ブドウを販売する際、この4つのキーワードは欠かせない条件であるとも云えます。お客様からの人気が非常に高いです。

形も美しい翡翠色で、一粒一粒丸々と大きく実っています。果肉が充実しており、パンパンに張った房はボリュウム感たっぷりです。

実一粒の形状もとてもユニークです。一粒一粒が桃の様にお尻の処が割れた形をしており愛くるしい形状のブドウです。

主な販売先としては、やはり高級青果専門店、百貨店、通信販売などで高級品として販売されている事が多く見られます。贈答品としても人気の高いフルーツです。

瀬戸ジャイアンツは「桃太郎ブドウ」と呼ばれることもある

また、瀬戸ジャイアンツは可愛らしいニックネームで呼ばれることもあります。

この「瀬戸ジャイアンツ」という商品名は、基本的にはJA全農おかやまの管轄内の各JAから出荷され販売されていますが、一部の岡山県のと有る生産者さんのグループで栽培される瀬戸ジャイアンツは「桃太郎ブドウ」の名前で販売され、とても人気を博しています。

実一粒の形が桃に似ていることや、岡山県に桃太郎の伝説があることにちなんでそう呼ばれているようですね。ぷりぷりの実のボリューム感もたっぷりですから、ぴったりの愛称ですね!

瀬戸ジャイアンツはどんな味

瀬戸ジャイアンツ_カゴ盛り

瀬戸ジャイアンツの味の特長としては、果肉は歯切れよく、糖度がとても高く、酸味は控えめで、どちらかというと上品な甘さで繊細な旨味を感じて頂けることでしょう。

また、瀬戸ジャイアンツは皮がとても薄く、そのまま皮ごと召し上がって頂くと瑞々しくパリッ、パキッとした弾ける様な食感を楽しんで頂けます!!

一度召し上がって頂くと、この食感は癖になるほどです。

瀬戸ジャイアンツの大きさ

瀬戸ジャイアンツ_一房

大きさについては、房の大きさは個体により多少は異なりますが、大体一房500g~800g位の大房で、時には1kg以上の房もあるほどです。

一粒の大きさは大体が15g~20g位あり、大きいもので約30g位の大きいものも!

百貨店などの高級果実コーナーで店頭販売されているのも見かけたことがありますが、化粧箱に一房700g以上の物が入った形で販売されていることが多いと思います。

瀬戸ジャイアンツの親にあたる品種は「グザルカラー」と「ネオマスカット」

黒色系のグザルカラーというブドウと、緑色系で良く知られているネオマスカットを交配して誕生した新品種がこの「瀬戸ジャイアンツ」です。

グザルカラーからはスッキリとした甘さと、欧州系のブドウの特長でもある皮ごと食べることが出来る良さを受け継ぎました。

また、緑系のネオマスカットは親に「マスカットオブアレキサンドリア」を持つため、豊かな香りと緻密な果肉からあふれ出るジューシーさという魅力的な良い特長を受け継いだと云われています。

瀬戸ジャイアンツの一大産地でもある岡山県では、あのマスカットオブアレキサンドリアのような存在として、新たな超高級ブドウとして期待されている品種です!

瀬戸ジャイアンツの誕生について

瀬戸ジャイアンツが誕生したのは1978年のこと。岡山県にある「花澤ぶどう研究所」という所で誕生し、1989年に品種登録されたブドウとされています。

今年で生誕30年になりますが、まだまだ栽培量が少ないため非常に貴重な存在です。知る人ぞ知る高級ブドウというところですね。一度召し上がるとリピーターになってしまうこと間違いなしの、とてもユニークなブドウです!

瀬戸ジャイアンツの産地について

岡山県を中心とした「瀬戸」で栽培されている

瀬戸ジャイアンツ_産地箱

この希少性の高い瀬戸ジャイアンツは一体どの地域で栽培されているのかと云うと、このブドウの名前についている「瀬戸」瀬戸内海ということで、瀬戸内海に面した産地が中心になっています。

また、瀬戸ジャイアンツは栽培が非常にデリケートで難しい事もあり、昔からマスカットオブアレサンドリアの栽培技術の有る岡山県が圧倒的な量を誇っています。※瀬戸ジャイアンツの全収穫量の約70%以上を誇っているそうですよ。

岡山県は元々『晴れの国』と称され、豊かな自然と瀬戸内の温暖な気候風土を活かし、ブドウや桃の栽培では国内でも有名なブランド産地と云えます。

国内の県別生産量順位

瀬戸ジャイアンツの国内生産量第1位は岡山県です。

続いて第2位は広島県で、全体の約5.5%ほどだそう。そして、第3位は香川県で全体の約5%弱ほどとのことです。他には愛知県や愛媛県などでも栽培されているそうです!

瀬戸ジャイアンツの栽培方法について

瀬戸ジャイアンツ_産地風景

瀬戸ジャイアンツは育て方や土づくりがとても難しいブドウです。

また、他のブドウに比べて瀬戸ジャイアンツは表皮が非常に薄い為、割れやすかったり葉が房に触れるだけでキズになってしまう程繊細なブドウだと云えます。ですから、生産者さんは大変気を使って育てているんですね。

瀬戸ジャイアンツは大房であり大粒であることが特長の一つですが、枝が弱い為、時には自身の実の重みで枝が折れてしまう可能性があるのです。枝が折れてしまわない様に、支え棒などで枝を一本一本補強したりする必要があります。

また、実をつける勢いが非常に強いこともあり、摘果や摘粒等のお手入れをしっかり丁寧にやってあげないと一房付く実が小さくなってしまうんだとか。実も房も間引きが上手くできないと皮が薄く、外の実が破裂してしまう事があります。

生産者さんが細かいところにも気を遣って手塩にかけて栽培した結果、一粒一粒がはちきれんばかりに勢いよく育つことで、あの特長的な粒に桃のような溝が入るというわけです!

殆どがハウス栽培(加温・無加温)で、手間暇が掛かり、技術が必要な為、生産者さんが少ないとても貴重な品種なんですね。

瀬戸ジャイアンツの旬の時期

瀬戸ジャイアンツ_ブドウ園

大体9月上旬からほぼ9月いっぱい位の比較的短い期間しかありません。

美味しい瀬戸ジャイアンツの選び方

先ずは実も軸も緑色で皮に張りのあり、粒がふっくらしたものを選びましょう。

見るからにパンパンに張っているものは新鮮です。

軸が茶色になっているものは時間が経って鮮度が落ちている事が多いので、避けた方が無難だと思います。

瀬戸ジャイアンツの保存方法

瀬戸ジャイアンツは購入時には比較的濃い翡翠色をしていると思います。緑色が濃い場合は涼しい冷暗所又は冷蔵庫の野菜庫等で2~3日位置いてみて下さい。但し、直接日の当たる場所は避けて下さい。その結果として完熟してくると黄色みを帯びてきます。

ちなみに、表皮に茶色いシミが出てくることもありますが、これは熟度が上がってきたために起きる現象です。ご安心くださいネ。

熟度が上がったものは、出来れば2~3時間位冷蔵庫で冷やし、水洗いしてから召し上がって下さい。

瀬戸ジャイアンツの食べ方

そのまま一粒パクっと召し上がって下さい。

瀬戸ジャイアンツは大粒で種なし、高糖度、皮ごと召し上がれる点が魅力です。大粒ですので、一口で食べれるか心配になりますが?

食べ始めると、皮が薄いので非常に食べ易く、パキッと弾ける食感と爽やかな甘みの果汁たっぷり、上品な甘さもあるので食味もよいので、次から次へと何粒でもいけます!

たぶん、皆さんこのブドウの美味しさにもうやみつきになってしまう事間違いありません!!

瀬戸ジャイアンツとシャインマスカットの違いとは

瀬戸ジャイアンツとシャインマスカット

最後に、よくお客様から質問されることを解説しますね。

「緑色の高級ぶどうといえば『瀬戸ジャイアンツ』と『シャインマスカット』が思い浮かぶけど、どう違うの?」

な~んてことをよく質問されます。

パッと思いつくそれぞれの特長の違いをピックアップしてみましょう。

  • 瀬戸ジャイアンツの粒の形は「桃のような割れた形」
  • シャインマスカットの粒は「つるんと丸い楕円形」
  • 瀬戸ジャイアンツが品種登録されたのは1989年
  • シャインマスカットが品種登録されたのは2006年
  • 瀬戸ジャイアンツの産地は岡山県など瀬戸内地域が中心
  • シャインマスカットの産地は比較的全国で広く栽培されている
  • 瀬戸ジャイアンツの販売時期はだいたい9月の間だけ
  • シャインマスカットの販売時期は早いもので4月下旬~12月頃の貯蔵ものまである
  • 瀬戸ジャイアンツは爽やかな甘さ
  • シャインマスカットはジューシーな甘さ
  • 瀬戸ジャイアンツは皮がパリッとした食感
  • シャインマスカットは果汁多めのジューシーな食感

最近、人気急上昇中のブドウとして皆さんご存知の「シャインマスカット」ですが、実は2006年に品種登録されたばかりのブドウ界ではまだまだ新人(?)と云える存在なんです。

品種登録から今に至るまでの瞬く間に人気が出た最大の要因は、やはりあの美味さにあると思います。それと同時に、糖度約20度位もある高糖度、大粒、種なし、皮ごと食べられると、ブドウの売れる最大要素を全て備えている存在です。

しかも、比較的栽培しやすいという点も大きな特長です。シャインマスカットは瀬戸ジャイアンツやナガノパープル等よりは栽培しやすいと云われており、国内の多くの産地で栽培されているそうです。

販売期間についても、瀬戸ジャイアンツは旬が短く一年でもほぼ9月の間がピークと限定されておりますが、それに対してシャインマスカットは早いもので4月後半頃からハウス栽培の物から流通しだして、夏場にピークを迎え、最近では貯蔵ものが12月頃まで出荷されることもあるそうです。

そして、その人気は国内にとどまらず海外(特に東南アジアや中国)でも人気が出ていて、輸出が追いつかない位と云われています。その分、市場相場も高いまま続いています。

皆さんにもぜひ瀬戸ジャイアンツとシャインマスカットを食べ比べしてみていただきたいです。同じ緑色ブドウでも高糖度、大粒、種なし、皮ごと食べれるという人気要素を持ちながらそれぞれ食味、食感が異なるので、その違いを楽しめると思います!

シャインマスカットについては別記事も読んでみてください。

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あとがき

瀬戸ジャイアンツと杉さん

今回のブログ記事では緑色の高級ブドウ「瀬戸ジャイアンツ」についてお話しいたしました。

お値段もチョットお高めではありますが、一度召し上がって頂くとその美味しさで納得していただけるかと思います。そして、また来年も食べたくなることでしょう。

弊社が運営するオンラインショップ・とっておきやで瀬戸ジャイアンツをご注文いただけます。贈答品としてもご注文承ることができますので、何かとっておきの逸品を贈り物にお探しの方がいらっしゃいましたら、ぜひおすすめしたいブドウです。

【ご予約ページ】https://totteokiya.com/?pid=143946556

今回もブログを最後まで読んでくださってありがとうございます。

これからも青果物に関する豆知識や産地情報等々の情報満載でブログを更新いたします。どうぞお楽しみに。

今後とも株式会社オージーフーズととっておきやをよろしくお願い申し上げます。

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杉本

杉本

2003年入社。新潟県出身の66歳(2018年現在)です。学生時代から百貨店で青果販売に従事し、青果の道一筋に45年以上。市場で大野会長と知り合い、人柄に惚れてオージーフーズへ入社を決めました。好きなフルーツは柿とぶどうです。青果のことなら何でも聞いてください。趣味は産地訪問とスポーツ観戦です!

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