日向夏の皮の剥き方、おすすめの食べ方、名称の不思議もご紹介

こんにちは!青果専門店とっておきやです!

今回ご紹介するフルーツは「日向夏」です。

「日向夏」の皮の剥き方おすすめの食べ方なども一緒にご紹介いたしますね。

日向夏

皆さま、「日向夏」はご存知ですか?

知らないという方も、実は知っているかもしれません!!

どういう事かと言いますと、実はこの「日向夏」、地域が違うと名称も変わるフルーツなんです。ご存知でしたか…!? 面白いですね!

そんな日向夏について詳しくご紹介いたします!

「日向夏」とは、どんなフルーツなの?

外皮が黄色く、小ぶりな見た目の「日向夏」、色や味はグレープフルーツに近いのですが、グレープフルーツより酸味が少なく、薄味でさっぱりしています。

「日向夏」は ”初夏のフルーツ” のイメージです。

見た目も味もとても爽やかなフルーツなので、だんだんと暑い日が出てくるこの時期に、さっぱりと味わっていただきたいおすすめのフルーツです!

「日向夏」の皮の剥き方とは?

実はこちらの「日向夏」、食べ方が他の柑橘とは大きく異るのをご存知でしたか?!

面白いのがその食べ方です!なんと!!リンゴを剥くように黄色い外皮を薄く剥いていくんです。その訳は・・・??

外皮とじょうのうの間に白皮(ワタ)があるからです。

外皮を剥く時にこの白皮(ワタ)を敢えて多く残すことがポイントなんです。

今回は動画を撮影しましたので参考になさって下さい!

①ヘタの部分を上に持ち、りんごの皮を剥くようにらせん状に剥いて下さい。

☝この時に分厚い白皮(ワタ)は残す様に外皮を薄く剥くようにするのがポイントです。

②白皮(ワタ)をつけたまま、実の芯を残し、中央から外に向かってそぐように切ります。

③白皮(ワタ)ごとそのまま召し上がってください。

白皮(ワタ)ごと食べるっていうのは、初めての方には少し抵抗があるかもしれませんね。この白皮(ワタ)ってどんな味なの??食感は?って不安な事ばかりかもしれません。

そこで今回、白皮(ワタ)だけを食べてみました!口にいれると、ふわっとした食感です。続いてそのお味は??それだけでは強調する味はなく、ほのか~に甘みを感じました。

まとめると、さっぱりとした酸味のある果肉と、マイルドな白皮(ワタ)を一緒に味わうことで、よりいっそう風味を増して楽しむことができるので是非味わって頂きたいフルーツです!

白皮(ワタ)も一緒に食べてくださいね

「日向夏」のおすすめの食べ方とは?

そのままはもちろんのこと、お好みでハチミツ砂糖を少しまぶしても美味しく召し上がって頂けます。

究極は…産地での特有の食べ方として、お醤油をつけて食べる方法も昔からある様です。

又、剥いた外皮はママレードにしても美味しく食べられます。

香りもとても良く、さっぱりとしていておすすめですよ(^^)/

甘いいちごジャムも大好きですが、ほろ苦く、さっぱりとしたマーマレードも夏場には重宝すること間違いなしです。

「日向夏」は地域が違うと名前も変わる?

前半にも記載しましたが、元々の品種名は「日向夏」です。

「日向夏」と云えば宮崎県を代表する柑橘ですが、高知県へ行けばなんと!高知名産「小夏として人気の商品の一つです。

また、他の県でもあるんです!静岡県愛媛県では「ニューサマーオレンジ」(ニューサンマーオレンジとも云われています)の名称でも親しまれています。

とてもユニークな特長をたくさん持つ「日向夏」、スッキリさわやかでジューシーな柑橘です。

気温が上がってくる今頃がお薦めですよ。

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田中

田中

2000年入社。フードコーディネートの学校に通い、コーディネートの仕事が出来る会社を探してオージーフーズへ入社。フルーツ専門家ではないのですが、入社以来数多くのフルーツの担当についた甲斐あって、青果に携わっています。好きなフルーツはみかんです。趣味はお裁縫です♩